「ドジャース5-3ロッキーズ」(14日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手(30)が6試合ぶり5号ソロを含む3安打1打点、3得点の活躍でチームの連敗ストップに貢献した。凡退した2打席も外野フェンス際へ大飛球を放つなど、本塁打量産を予…
「ドジャース5-3ロッキーズ」(14日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が6試合ぶり5号ソロを含む3安打1打点、3得点の活躍でチームの連敗ストップに貢献した。凡退した2打席も外野フェンス際へ大飛球を放つなど、本塁打量産を予感させる活躍だった。
確信歩きの一振りだった。大谷がロサンゼルスの夜空を見上げたのは三回の打席だ。
2度の2桁勝利の実績を持つ右腕センザテーラの158キロの外角高め直球に角度をつけた。センター方向へ伸びた飛距離123メートルのアーチ。三塁ベース手前とホーム生還直後にチーム内で流行している“デコルテ・ポーズ”を披露し、ベンチを盛り上げた。
「今日は本当に打席からの眺めも良かったし、心地よく打席の中で動けていたかなと思う」
その言葉通り、初回は技ありの右前打で出塁し、ベッツの先制4号2ランを演出。六回には快足を生かした二塁内野安打で3度目の得点を記録し、本拠地を熱狂させた。
凡退した2打席はいずれも外野フェンス際への大飛球。失速した原因を大谷が「今日は風がちょっと良くなかったかなと思う」と説明すれば、ロバーツ監督は昼と夜の寒暖差が大きいロサンゼルスの気候に言及し、「(ナイターは)湿気が多く、打球がうまく飛ばない」と分析した。
この試合まで直近5試合は打率・190で長打なし。微調整を繰り返して打席に立ち続け、6試合ぶりの一発につなげた。「比較的悪い時から良い時に切り替えはしっかりできてるかなと思うので、継続して頑張りたい」。自然体で物事に取り組むことの大切さも口にした。
2度目の右肘手術と食道手術を乗り越えた先発・メイが709日ぶりに勝ち星を手にした。「長いリハビリから投げて、格別じゃないかなと思う。難しい過程を踏んで、いいパフォーマンスができるっていうのは本当に大変なこと。いい1勝になったんじゃないかなとは思います」。自身も2度目の右肘手術から二刀流復活を目指している。大谷の言葉に実感がこもっていた。