【川崎フロンターレvs東京ヴェルディ 4月20日】■決まっていれば「違う展開」に! 川崎フロンターレの長谷部茂利監督は、風の強さを挙げた。 私の目の前のコーナーフラッグは音を立てて激しくはためいていたが、それがピーンと張った瞬間を撮るのも容…
■決まっていれば「違う展開」に!
川崎フロンターレの長谷部茂利監督は、風の強さを挙げた。
私の目の前のコーナーフラッグは音を立てて激しくはためいていたが、それがピーンと張った瞬間を撮るのも容易だった。それくらい風が強かった。確かに前半、風下の川崎はうまく攻められなかった。風のせいだけにはしたくはないが、ボールを奪われるシーンもあった。
最初のマルシーニョから山田新という流れが決まっていれば、もう少し違う展開になっていたのかもしれない。シュート数は川崎7、東京ヴェルディ3だったが、全体を見れば、試合はほぼ互角だった。
どちらにも勝つチャンスはあったが、どちらも勝つことはできなかった。
■課題は「取られた瞬間」のスイッチ
東京Vの城福浩監督は後半から入った山見大登を82分に下げた。ボールを持っていたにもかかわらず、川崎のカウンターによる決定機を作らせてしまったことを残念がった。
「途中から出た選手こそ、ショートカウンターを打てる守備をしてほしかった。ボールを取られた瞬間にスイッチが入るところを研ぎ澄ませていく」と課題を厳しく掲げた。
この試合の後、川崎は8チームによるACLE決勝ラウンドに出場するため、サウジアラビアのジッダに向かう。
Jリーグは5月11日、アウェイの鹿島戦までブレイクとなる。
試合数にばらつきはあり、川崎は勝ち点18で6位だが、首位の京都21点から11位の町田17点まで勝ち点差はわずかに4しかない。