ボクシングの大橋ジムは21日、5月4日に米ラスベガスに再上陸する4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=のスパーリング終盤報告を行った。WBA1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向けて、横浜市の所属ジムで日本…
ボクシングの大橋ジムは21日、5月4日に米ラスベガスに再上陸する4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=のスパーリング終盤報告を行った。WBA1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向けて、横浜市の所属ジムで日本フェザー級12位の高優一郎(横浜光)と6ラウンドのスパーリングを行ったといい、「あと1回、スパーリングを行って国内トレーニングを打ち上げる予定です」と報告。スパーリング後の井上のコメントは以下の通り。
◇ ◇
-減量とスパーリングで疲労がたまっているのでは。
「疲労はピークですね。それはこの時期、いつも通りのこと。逆に順調だなと思っています」
-日本ランカーの高優一郎選手とは今回3回目のスパーリングと聞く。1ラウンドごとに考えながら実戦に取り組んでいるようだが。
「まあ具体的には言えないですけれど、1つ1つ考えながらやっていますね」
-それはカルデナスを想定してか。
「そこは頭に入れつつもあるし、自分の動きを確認する部分もあるし、いろいろなイメージしながらやっていますね」
-あと1回スパーリングし、国内調整は打ち上げると聞く。
「かなり順調にきていると思います。自分自身、かなり良いと感じています」
-今回、新たにしたヘアカット&カラーに意図はあるのか。
「特に、髪の毛の色に意味はないです。気分なので(笑)」
-約4年ぶりとなる米ラスベガスの試合。特に持参するものは。
「特にはないですね」
-米国での調整イメージは。
「何となくですけど、プランというかはイメージしている。まあ普通に練習するだけなので」
-コロナ禍とは違い、今回はファイトウィークがある。
「そういう行事は楽しみですよ。ファンの方の前での行事になるので。1つ1つのイベントを楽しみたいなと思います」
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また、練習を視察した大橋秀行会長は「今日のスパーリングも言うことないですし、調子もバッチリと言っていい。本人の疲れはピークだが、それが調整が順調だということを証明していると思う」とコメントした。