4月21日(現地時間20日、日付は以下同)、「NBAプレーオフ2025」のウェスタン・カンファレンス1回戦が行われ、オクラホ…
4月21日(現地時間20日、日付は以下同)、「NBAプレーオフ2025」のウェスタン・カンファレンス1回戦が行われ、オクラホマシティ・サンダーはメンフィス・グリズリーズ相手に131-80と大勝した。レギュラーシーズンでカンファレンス首位を独走してきたサンダーが攻守ともにチーム力の差を見せつけ、第8シードのグリズリーズ相手に記録的な点差をつけて勝利し、好スタートを切った。
現地メディア『The Score』によると、51点差はプレーオフ史上5番目に大きい点差であり、50点差以上離れた試合は2015年にシカゴ・ブルズがミルウォーキー・バックス相手に54点差を記録して以来10年ぶりだという。文字通り記録的な点差で圧勝したサンダーだが、おごる様子はなく既に第2戦に向け切り替えているようだ。サンダーのジェイレン・ウィリアムズは、次戦について次のようにコメントしている。
「今回の勝利は受け止めるけど、彼らは第2戦で必ず見違えるほど良いチームに仕上げてくるはずだ。僕たちは、彼らにつけ込む好きを与えてはいけない。相手はとても優れたチームだから、第2戦は初戦とは全く異なるものになるだろうね。第2戦で結果を残すために、ある意味自分たちとも戦っているんだ」
初戦は、サンダーの鉄壁の守備が見事なまでにグリズリーズを捉えた。グリズリーズは21ものターンオーバーを記録し、フィールドゴール成功率は34.4パーセント、3ポイント成功率は17.6パーセント(34本中6本成功)に留まっている。
グリズリーズのジャ・モラントは試合後「こんなにひどいプレーは二度としない」と語った。デズモンド・ベインは「素早く切り替える」とコメントし、冷静な語り口で以下のように続けた。
「これから試合を振り返り、何をどうすれば良かったかという検証はするけど、結局はシリーズの1試合を落としたにすぎない。50点差だろうがブザービーターだろうが、同じ1敗だからね」
勝って兜の緒を締める強豪サンダーと、早々のリベンジを誓うグリズリーズ。次戦の白星はどちらの手にわたるか。サンダーとグリズリーズの第2戦は23日、サンダーの本拠地ペイコム・センターで行われる。