異色の経歴を持つ左腕がドジャースのブルペンの一角を支えている(C)Getty Images ドジャースの26歳左腕ジャック・ドライヤーが、ブルペンの一角に定着している。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「春季キャンプでまさ…

 

異色の経歴を持つ左腕がドジャースのブルペンの一角を支えている(C)Getty Images

 

 ドジャースの26歳左腕ジャック・ドライヤーが、ブルペンの一角に定着している。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「春季キャンプでまさかの大ブレイク」と報じている。

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 同メディアは「ドライヤーは期待を裏切らない投球を披露した」とし、「ドジャースのリリーフ投手として13回2/3を投げ、防御率0.66。失点は東京デビュー戦での1点のみ。許した安打はわずか3本(デビュー戦は2本)、17奪三振。速球とカーブではまだ1本も安打を許していない」と紹介した。

 2021年にドラフト外で入団するという異色の経歴を持ち「2022年から24年にかけてマイナーリーグで素晴らしい成績を残すと、ルーキーから瞬く間に3Aに昇格。124イニングの投球で防御率2.18を記録した。まだルーキーの段階であるが、MLBパイプラインではまだランク外であり、これはプロスペクト評価者の大きな見落としを示しているかもしれない」と、若手有望株のランクに入っていないにもかかわらず、大きな飛躍を遂げていることを称えた。

 「彼をさらに目新しくしているのは、速球派とは程遠い点かもしれない。速球の平均球速は93マイル(約150キロ)だが、スライダーを多用し、カーブも使っている。スライダーで12奪三振、速球で5奪三振を記録している」と、左腕の特徴を伝えた。

 「ドジャースは彼を万能投手として起用してきた」とし、デビュー戦は東京シリーズ第2戦の5回から登板。大谷翔平のサヨナラ弾で勝利した現地時間4月2日(日本時間3日)のブレーブス戦でメジャー初勝利を挙げると、15日(同16日)のロッキーズ戦で2勝目を挙げ、「彼はすでにリリーフ陣にとって非常に貴重な存在となっている」と、ここまで10試合に登板し、ブルペンを支え続けている。

 また、ドライヤーはルービックキューブの達人でもあることから、ドジャース専門メディア『Dodger Insider』がその腕前を披露する動画も紹介しており、頭の回転の良さと手先の器用さも魅力だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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