「ボクシング・4回戦」(22日、後楽園ホール) 東日本新人王予選ライト級4回戦が行われ、元Jリーガーの山口聖矢(31)=大橋=が9カ月ぶりの再起戦で栗原宗太郎(E&Jカシアス)と対戦し、1回3分4秒、右フックで倒してTKO勝利を飾った。幼…
「ボクシング・4回戦」(22日、後楽園ホール)
東日本新人王予選ライト級4回戦が行われ、元Jリーガーの山口聖矢(31)=大橋=が9カ月ぶりの再起戦で栗原宗太郎(E&Jカシアス)と対戦し、1回3分4秒、右フックで倒してTKO勝利を飾った。幼なじみで、米ラスベガス再上陸を控えている4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=も応援に駆けつけ、リングサイドで見届けると拍手し、山口とグータッチを交わした。
尚弥は5月4日(日本時間5日)のWBA1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向けて、この日、国内最後のスパーリングとして6ラウンドを敢行。近日中に渡米するとみられるが、幼なじみを応援するために会場まで足を伸ばした。勝利を見届けると、マスクを取って歓喜。控え室で取材を受けていた山口に対し「調子に乗っちゃダメだよ。今日帰ったら練習だよ」とモンスター流に祝福した。
神奈川県座間市出身の山口は井上尚弥&拓真兄弟と幼なじみで、サッカーJリーグでプレーした異色の経歴を持つ。プロボクシングに転向し、23年8月にデビュー。昨年7月にプロ初黒星を喫したが、再起戦を勝利で飾り、戦績は3勝(2KO)1敗となった。
山口は「(尚弥は)もうすぐ出発だが、(応援に)来てくれたので負けられないなと(思っていた)」と感謝。自身もラスベガスに同行する予定だけに「(勝って)心置きなく応援できるので良かった」と胸をなで下ろしていた。