「那須川天心の再来」と識者の間で話題の16歳新星がプロデビュー戦で見せたのは、想像をはるかに超える衝撃の結末。開始からわずか2分足らずで鋭く突き上げられた膝に対戦相手は意識を失いグニャリとマットに崩れ落ちた。衝撃のKOシーンに「ガチで強い」…
「那須川天心の再来」と識者の間で話題の16歳新星がプロデビュー戦で見せたのは、想像をはるかに超える衝撃の結末。開始からわずか2分足らずで鋭く突き上げられた膝に対戦相手は意識を失いグニャリとマットに崩れ落ちた。衝撃のKOシーンに「ガチで強い」とファン騒然。実況も「とんでもない選手が来ました!」と絶叫した。
3月29日、両国国技館で開催された「RISE ELDORADO 2025」。琉樺(LA GYM JAPAN)と純樹(KSR GYM)によるオープニングファイト第2戦は、1ラウンド1分48秒、膝蹴りによる衝撃的なKO決着となった。本戦前の観客もまばらな前座ファイトながら、その存在感で大会を大いに盛り上げた一戦だった。
これがプロデビュー戦となる16歳の琉樺は、“神童”の触れ込み通り、先日開催された2025年「RISE Nova全日本大会」-65kg級で優勝し、大会MVPも獲得。さらにアマチュアキックで13冠という輝かしい実績を持つ。一方の純樹は、第59回K-1アマチュア Aクラス -70kgトーナメントの優勝者。RISEとK-1、それぞれのアマチュアシーンで結果を残してきた逸材同士の対戦となった。ABEMAで解説を務めた一馬は、関係者の前評判を引用し「那須川天心の再来じゃないかと言われている」と、琉樺への期待を語った。
1ラウンド開始直後、琉樺は鋭いワンツーと左ミドルキックを繰り出し、圧倒的なスピードで純樹を翻弄。攻撃の流れの中でバックハンドブローを織り交ぜて笑みを浮かべ、左膝、ハイキックへとつなぐ余裕のある戦いぶりに、ファンからは「若いのに上手いな…」「これは前途有望」と感嘆の声が上がった。
純樹もパンチで応戦しようと前進を試みたが、琉樺の機動力と前蹴りに阻まれ、上下に一方的な被弾を重ねていく。ゲスト解説の大﨑孔稀も「自分の強みと攻撃のセレクトが上手い」と、プロデビュー戦の新星を高く評価した。
劣勢の純樹は徐々に前に出て勝負に出るが、琉樺はそのタイミングを逃さず、冷静に距離を詰めてカウンターの左膝蹴りを顔面にクリーンヒット。純樹は腰からグニャリと崩れるように意識を失い、顔面からキャンバスに倒れ込むと、レフェリーが即座に試合をストップした。
フィニッシュは、揉み合いの中で琉樺が隙間を突いて鋭く左膝を突き上げ、相手のアゴに見事な一撃。16歳とは思えない冷静さと破壊力に会場は騒然となり、ファンからは「ガチで強かった」「RISEの若手やばいな」と驚きの声が上がった。
実況の小出アキラ・アナウンサーも「とんでもない選手が来ました!」と絶叫。SNS上でも「あの膝蹴りはプロの風格」「デビュー戦でこの完成度は異常」とのコメントが相次ぎ、琉樺はこの試合でわずか1分48秒という短時間で勝利。プロデビュー戦とは思えない完成度の高さを見せつけた。一方の敗れた純樹はダメージが心配されたが、セコンドに支えられ、自らの足でリングを降りた。