「陸上・日本学生個人選手権」(27日、レモンガススタジアム平塚) 男子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の落合晃(18)=駒大=が狙っていた世界選手権(9月、東京)の開催国枠エントリー設定タイムと同タイムの1分45秒88で優勝。「…

 「陸上・日本学生個人選手権」(27日、レモンガススタジアム平塚)

 男子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の落合晃(18)=駒大=が狙っていた世界選手権(9月、東京)の開催国枠エントリー設定タイムと同タイムの1分45秒88で優勝。「1つの目標に走っていた。そこに届いたのは良かった」と振り返った。

 序盤から力強い走りをみせ、ラストスパートで突き放し、最後は独走でゴール。大八木総監督からは「ラスト150(メートル)」を課題として指導されていたというが「余裕をもって走れていて、そこからの伸びで後ろを離せた。総監督からも言ってもらっていたように、しっかりできた」。大学初タイトルとし「大学生の大会でしっかり勝ち切れたところは自信にしたい」とうなずいた。

 開催国枠エントリー設定タイム突破者の代表入りは、選考基準のうち最も優先度が低い。確実に代表を内定させるには参加標準記録(1分44秒50)を突破し、7月上旬の日本選手権で3位以内に入る必要がある。落合は「次は世界陸上の標準に届く形にしたい」と力を込めた。