「SVリーグ女子・プレーオフ準決勝」(25日、とどろきアリーナ) NEC川崎(レギュラーラウンド2位)がセットカウント3-1で、SAGA久光(同3位)から先勝。2戦先勝方式の中、決勝進出に王手をかけた。 第1セットはNEC川崎が25-20…
「SVリーグ女子・プレーオフ準決勝」(25日、とどろきアリーナ)
NEC川崎(レギュラーラウンド2位)がセットカウント3-1で、SAGA久光(同3位)から先勝。2戦先勝方式の中、決勝進出に王手をかけた。
第1セットはNEC川崎が25-20で先制。終盤はSAGA久光に追われるも、メアリーズの強打とブロックで突き放し、最後は佐藤淑乃のスパイクで押し切った。
第2セットはSAGA久光が26-24で取り返した。相手のサーブに苦しむ一方で、自チームは序盤にサーブミスを重ねたが、終盤にサーブが効き出し、勝負どころで難しいトスを決めきった深澤めぐみが光った。
第3セットはNEC川崎が25-17と圧倒した。島村春世、佐藤淑乃が2本と3連続ブロックで先行。SAGA久光も荒木彩花の連続ブロックで押し返す。NEC久光は佐々木遥子のサーブが効き4連続得点で12-10と逆転に成功。以降はSAGA久光のサーブレシーブが乱れ、点差が開いた。
第4セットはNEC川崎が25-22と制したSAGA久光は深澤めぐみとサムディに替え、長岡望悠と中島咲愛を先発させ打開を図る。NEC川崎の佐藤淑乃が強打に加えてフェイントを交えるようになり加速。SAGA久光は荒木彩花がブロックを決めるなどして立ちふさがる。その中で、二枚替えで登場したNEC川崎・和田由紀子がコート奥に落とす巧みなフェイント、自身のサーブが効いて4連続得点をけん引して22-18とリード。そのまま押し切った。
サーブレシーブ成功率はNEC川崎47%に対し、SAGA久光30%。POM(殊勲選手)に選ばれたリベロの大工園彩夏は「うれしいけれど、すぐに明日のことを考えなければならない。私にできることは落とさないこと。自分が信じてきたことに、足がついてきた」と声を弾ませた。