バレンシアCFの会長であるアニル・マーシーは、今週末に行われたカディス対バレンシアの試合でムクタル・ディアカビが受けた人種差別的な侮辱行為について、リーガエスパニョーラのどのクラブもその行為を非難していないと不満を述べた。また、個人的な理由…
バレンシアCFの会長であるアニル・マーシーは、今週末に行われたカディス対バレンシアの試合でムクタル・ディアカビが受けた人種差別的な侮辱行為について、リーガエスパニョーラのどのクラブもその行為を非難していないと不満を述べた。また、個人的な理由で試合会場に行かなかったにもかかわらず、『The Athletic』にこの事件についての自分の見解を述べた。
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「バレンシアの声明を支持するスペインのクラブがないことに驚いた。海外のその他多くのクラブは支持してくれている。この問題を徹底的に撲滅するために、他のクラブと一つになって行動を起こさなければならない。この種の問題に対処するための規則や規定は変更されないのか。私は声明を発表することで夜眠れるようになるのなら、そうすればいいが、私にとっては十分ではない」と断言した。
マーシーは、このような態度に驚くことはないと付け加えた。「ここではそういうものなんだよ。だからこそ、クラブや組織が真剣に取り組もうと言うことが急務なのだ」と、バレンシアの会長は要求した。
また、証拠を見つけられないと嘆くLaLigaに対しても非難している。「証拠を提出するのがクラブの仕事だということに驚いている。我々は自分たちのカメラや試合を録画しているわけではないのに。証拠を得る唯一の方法は、大会を主催する機関が提供するしかない。プロトコルやルール、そしてこの問題に対する考え方が、このようなことが起こり続けていることを許しているんだ」と非難した。
最後に同会長は、フアン・カラの調査を求めた。「証拠が必要ならば、テレビを見なければならないだけだ。もちろん一人の顔を見て規制をかけることはできないが、調査を依頼するには顔を確認すれば十分だ」と語った。