◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(26日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)早朝のポニーテールは、第3ラウンドの前にすっかり編み込まれていた。「朝は時間がなかっただけです」と西村優菜は笑…

久々の決勝ラウンド。西村優菜は19ホールを回る長い一日に

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(26日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)

早朝のポニーテールは、第3ラウンドの前にすっかり編み込まれていた。「朝は時間がなかっただけです」と西村優菜は笑う。午前7時から前日未消化の最終9番でバーディを奪い、滑り込んだ決勝ラウンド。2バーディ、2ボギーの「72」と安定したスコアを記録すると、順位は64位から45位に上がった。

インスタートの裏街道から出た第3ラウンドは、「攻めづらいホールが多かった」とガマンの連続だった。スコアを1つ落として迎えた後半8番(パー5)で3mのチャンスを生かしてバーディ。「絶対に獲りたいと思っていたので、(同ラウンド)イーブンパーに戻せたので良かった」と身体に力がみなぎった。

第3ラウンドは三つ編みで

最終ホールはこの日、2回目の9番。「やっぱり怖い。池がしっかり見えるのですごく難しい」。1Wショットはその右サイドの池の近くで止まり、ロングアイアンでグリーン手前の花道へ。ウェッジで寄せて今度はパーを拾い、オーバーパーを免れた。

劇的な“スタート”から19ホールに及んだ一日。疲労感を漂わせながら「第2ラウンドは最後(9番)だけ良くて、(全体的に)良かった感じはしない。でも第3ラウンドは満足いく内容だった。そこにしっかりフォーカスして次に繋げられたら」と振り返る。

ガマンのプレーを続けた

ことしに入って、予選カットのない試合を除き初めて4日間をプレーする。ほとんどの試合で、会場に居残って球を打つ週末を過ごしてきた。「毎週のように予選落ちして、(通過した)みんなが出ていく(ティオフする)ところを見ながら練習するのがすごくつらかった。今、(決勝ラウンドでプレーする)ゴルフ場にいられるのがすごく幸せ」

2年前の本大会では、やはり順延された第2ラウンドの残りホールでイーグルを奪うなど奮闘し予選を通過した。最終日は午前9時過ぎからのプレー。「あしたはこれからに繋がる一日にもしたい。しっかりいい内容でゴールができれば」と中盤に入っていくシーズンに弾みをつける。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)