病気が疑われる所見の取り扱い 新しい物や事を創造することは良いことです。けれど、時間が経過すると物の質は下がり、事はマンネリリズムに陥るものです。前者は老朽化、後者は形骸化と表現できます。有益な機能を維持するためには現状把握が必要です。その…

病気が疑われる所見の取り扱い

 新しい物や事を創造することは良いことです。

けれど、時間が経過すると物の質は下がり、事はマンネリリズムに陥るものです。前者は老朽化、後者は形骸化と表現できます。

有益な機能を維持するためには現状把握が必要です。そのために点検や検査が必要になります。無駄な費用を掛けて、問題のない場所をいちいち掘り返す必要もありません。

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地中に埋められている上水道管やガス管など、目に見えないインフラ設備などを非破壊で調べたい。そんな時に活躍する電磁波にはマイクロ波があります。

そして人やペットのからだの中の様子も、放射線を用いて検査できます。だれでも健康診断で受けたことのあるX線検査はその代表格です。(*1)

両者は安全と健康を守るために発見され、発展させてシステム運用されています。

放射線の価値は使い方で変わります。

そこで放射線の種類の選択や線量に調整を加えることによって、人類に貢献してくれます。近代医学に於いて、健康の維持と予防に欠かせません。
せっかく可視化できる技術を開発したのだから、見える化の目的をもっと広げるべきだと誰でも思うはずです。

歯周病による知覚過敏と歯のぐらつきが顕著になった。そこで奥歯を抜歯したことをお知らせしました。

左第7大臼歯の全体像を把握するためにX線画像を撮影しました。

確かに歯周病菌に歯槽骨が侵されて溶出しており、歯の土台となる部位に白い影が写らずに、黒くに抜け落ちている様子が見て取れた。

このように見えない部位の異常を簡単に見極めることができる。X線画像の技術は凄いことだと再認識しました。

さらにX線画像の恩恵を得ることができる事例を知りました。

骨粗しょう症の典型的な症状に気が付く前、専門診療科に受診する前の段階で早期発見につながる身体情報を得るチャンスがあるのです。

並んでいる歯の全体像をパノラマX線検査すると顎も同時に観察できる。すると、骨粗しょう症を疑わせる所見も確認できるそうです。(*2)

整形外科以外の診療科、歯科との協力体制を構築することは意義あることです。歯科の受診によって、全身の健康維持にも活かすことができるのです。

歯科と医科の垣根を取り払った連携。たいへん重要なことですよね。

人間自らのためにたくさんの物や事が生み出されます。せっかく開発した技術を幅広く応用したいですよね。ハードを活かし価値を高めるために、ソフト面のシステムを構築するのです。

【出典】
(*1)環境庁提供 放射線の種類
(*2)2025年1月22日読売新聞 医療ルネサンスNo.8426

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。