「ドジャース3-1ブレーブス」(1日、ロサンゼルス) ドジャースのムーキーベッツ内野手が1点を追う六回に逆転決勝2ランを放ち、チームのLA移転後新記録となる開幕7連勝に大きく貢献。試合後には体重が5キロ回復したことを明かした。 本拠地が熱…
「ドジャース3-1ブレーブス」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースのムーキーベッツ内野手が1点を追う六回に逆転決勝2ランを放ち、チームのLA移転後新記録となる開幕7連勝に大きく貢献。試合後には体重が5キロ回復したことを明かした。
本拠地が熱狂に包まれたのは六回だ。先頭の大谷が右前打で出塁すると、続くベッツが昨季のサイ・ヤング賞左腕、セールのスライダーを完璧にとらえた。
打球は左翼席へ伸び、ギリギリでフェンスを越えた。一塁を回ったベッツは絶叫し、ガッツポーズを繰り出した。ただ本人は謙虚に「事故だよ。(セールにとっては)不運なことに僕の打球がフェンスを越えた」。起死回生の一撃で最強左腕を攻略した。
二回には自らの適時失策で先制点を献上。併殺でチェンジだったはずが、一塁へ送球する際にうまくボールを握れず無理やり投げたがボールは右翼側にそれファウルグラウンドを転々。それを自ら処理しに向かう珍しいシーンだったが、ばん回したい思いは誰よりも強かった。
試合後には現在の体重も明かした。東京開幕シリーズ前に体調不良に襲われ、体重は10キロ超減少。キャンプイン時に79・2キロだったが、60キロ台まで落ち込んだ。現在は「167ポンド(約75キロ)」。短期間でベスト体重の半分まで戻してきた。
復帰後出場した4試合で3発。いずれも勝ち越し、逆転など肩書つきの一発だ。圧倒的な勝負強さ、そしてワンプレーに対する“熱量”がチームをけん引している。
「一振りで決まるようなすごく良い試合だった」と納得の表情を浮かべたベッツ。どこまでも頼りになるスーパースターだ。