◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(26日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)午後8時過ぎまで集中力を研ぎ澄ませた代償は、それなりにあった。前日2日目に日没後までプレーした渋野日向子はその…

バンカーショットも好調。渋野日向子は眠い目をこすりながら順位を上げた

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(26日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)

午後8時過ぎまで集中力を研ぎ澄ませた代償は、それなりにあった。前日2日目に日没後までプレーした渋野日向子はその夜、熟睡できなかった。「アドレナリンも出ていたから全然眠れなくて、半分起きているみたいな感じだった」。この日の前半こそ覚醒したまま乗り越えたが、「残り5ホールくらいは明らかに眠たくなってきてしまった」という。

万全のコンディションでないながら、1バーディ、1ボギーの「72」で回り、40位からのスタートで31位に順位を上げた。「(パットが)どこかで1個入ってくれれば…」と出だしからパーを並べ続け、待望のバーディが来たのが後半13番(パー5)。3オンさせて3mを流し込み、ようやくスコアを動かした。

「タイミングが合わなくなって、集中するのに必死だった」という終盤、15番でたたいた唯一のボギーが悔しい。右ラフから木を避けて打った2打目は奥のラフへ。グリーンの向こう側に流れる小川を警戒しながら、ロフト58度のウェッジを存分に開いて、ボールをふわりと浮かせた。惜しくもカップから遠ざかるラインに乗って3mを残し、2パットでボギーとしたものの、直前のチッピングには手ごたえがある。

「今週はバンカーショットもすごく良い感じに打てている。ウェッジをいろいろ替えたりしている中で、上げるアプローチがやりやすいものを見つけたような感じなので。それが結果に出ているかなと思います」

復調の実感を持って最終日へ

首位とは9打差で迎える最終日は、もっと上位を狙う一日にしたい。「ゆっくり休んで、良い状態であしたに臨みたい。でも、攻めすぎたら池に入るので、気を付けながら頑張ります」。まずは休養と、睡眠が必要だ。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)