◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 3日目(1日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パー72)16位から出た山下美夢有が5バーディ、2ボギー「69」で回り、通算4アンダー12位につけた。初日「73」、2日目…

今週初の60台でトップ10に迫った山下美夢有

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 3日目(1日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パー72)

16位から出た山下美夢有が5バーディ、2ボギー「69」で回り、通算4アンダー12位につけた。初日「73」、2日目「70」と徐々に調子をあげて、今週自身初の60台でプレー。「なんとかアンダーパーで回ることができた。スコアを伸ばせてよかった」と振り返った。

「69」でもショットには納得できない

前半3番から連続ボギーをたたいたが、その後は4つあるパー5のうち3ホールでバーディを奪った。「攻め方が、あんまり良くなかった」と不満を残したが、8番はファウェイからピンそば数十センチ、13番は3m弱、16番はエッジから4ydに切られたピンのショートサイドに落としてバーディ。ショットで作ったチャンスを獲り切った。

「ちょっと調整して、あしたも良いプレーができるように頑張りたい」と、ホールアウト後は練習場に向かってショットを最終確認。暑さの中で戦うために、今週は心強いシンガポールの“勝負メシ”が待っている。「すき家で、カレーや日本食を食べています…」

初日から尻上がりにスコアを上げた

今季から米ツアーに本格参戦する山下にとって、食事はひとつの重要ポイント。「海外の食事が、やっぱり苦手」と昨年末の米ツアー最終予選会(Qシリーズ)では帯同スタッフが食事を作ってくれた。3週前の「ファウンダーズカップ」でも日本食を用意してくれるスタッフを探して食事の管理。今週はキッチンがないホテルに滞在しているため外食に頼っているが、日本食のレストランが多いシンガポールで選択肢に困ることはない。

納得のプレーで最終日を締めくくりたい

「キムチ牛丼。安定やなって、思いました(笑)」。3週前のシーズン初戦4位に続くトップ10に向けて、日本でおなじみの味はきっと力になるはずだ。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)