パドレスの若き主砲、フェルナンド・タティス外野手が26年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にドミニカ共和国代表で初めて参戦することを明らかにした。米スポーツサイト「アスレチック」が15日、伝えた。 元メジャーリーガー…

 パドレスの若き主砲、フェルナンド・タティス外野手が26年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にドミニカ共和国代表で初めて参戦することを明らかにした。米スポーツサイト「アスレチック」が15日、伝えた。

 元メジャーリーガーの父を持つタティスは19年に20歳の若さでメジャーデビュー。3年目の21年に42本塁打を放ち、初のタイトルを獲得し、球宴にも選出された。しかし、22年8月に薬物規定違反により、80試合の出場停止処分を受けた。

 23年4月下旬に戦列復帰し、141試合で打率・257、25本塁打、78打点、29盗塁をマーク。昨季は右脚のけがで102試合の出場にとどまったが、打率・276、21本塁打、49打点、11盗塁、OPS・833を残し、自身2度目の球宴にも出場した。

 今季は開幕から好調を維持し、16試合、打率・361、両リーグ最多タイの6本塁打、12打点、6盗塁、OPS1・101の成績を残している。

 ドミニカ共和国はカージナルスやエンゼルスで活躍したアルバート・プホルス氏の指揮の下、昨冬のカリビアンシリーズを制覇。今年3月には来年のWBCの監督を務めることが正式に発表されている。

 「アスレチック」によると、タティスは「まだ正式発表はないが、いい話し合いができている」と、代表入り内定を示唆。「打倒・日本」を掲げ、13年の第3回大会以来の覇権奪回を目指す。

 23年の第5回大会の決勝戦に日本に敗れた米国は前日にヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手がキャプテンとして初参戦すると発表したばかり。各国が日本の連覇阻止に向けて歴代最強メンバーで臨むことになりそうだ。