バレーボールの大同生命SVリーグは14日、都内で初代覇者を決めるチャンピオンシップ(CS、18日開幕)に向けた記者会見を開き、レギュラーシーズン(RS)上位の男子6、女子8チームが出席。男子でRS優勝の大阪B・山本智大(30)は、ともに勝…
バレーボールの大同生命SVリーグは14日、都内で初代覇者を決めるチャンピオンシップ(CS、18日開幕)に向けた記者会見を開き、レギュラーシーズン(RS)上位の男子6、女子8チームが出席。男子でRS優勝の大阪B・山本智大(30)は、ともに勝ち進めば決勝で激突する宿敵・サントリーに「好き放題はさせない」と闘志。サントリーを代表し藤中謙也(31)も「倒す」と壇上で火花を散らした。
初代王座は誰にも譲らない。RS最終戦で1位を決めてから一夜明け、大阪Bの山本が「1位通過はうれしい。最後、優勝するのが目標」と強い決意を示した。
倒したい相手がいる。RS16連勝締めで1勝差に迫った同2位のサントリーだ。拠点が大阪同士のライバルで、レギュラーラウンド1位で臨んだ昨季決勝は0―3で完敗。「去年はあっさり負けた。今年は優勝に向けてやってきた。悔しさを晴らしたい」と燃える。サントリーに高橋藍(23)らが加入した今季は昨秋の開幕戦こそ3―2で勝ったが、その後は4連敗。昨年の全日本選手権も決勝で0―3。CSでともに勝ち進めば頂上決戦で再戦となり「好き放題はさせない。倒したい」と腕をまくった。
年間44試合のタフなRSを1位で通過し、CSは準決勝から臨む。RS最終戦は山内晶大(31)が風邪、ミゲル・ロペス(28)は腰痛で欠場。シードで空く1週は回復期間で「うちにとってプラス」と山本。Vリーグ(日本リーグを含む)優勝7回を誇る強豪が、歴史に名を刻む。(宮下 京香)