ブッシュの2打席連発を阻止するファインプレー【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間13日・ロサンゼルス) 実況も思わず目を丸くした。ドジャースのアンディ・パヘス外野手は12日(日本時間13日)、本拠地で行われたカブス戦に「8番・中堅」で…

ブッシュの2打席連発を阻止するファインプレー

【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間13日・ロサンゼルス)

 実況も思わず目を丸くした。ドジャースのアンディ・パヘス外野手は12日(日本時間13日)、本拠地で行われたカブス戦に「8番・中堅」で先発出場。3回に満塁弾を阻止する超絶美技を披露した。敵軍の放送局は「何てこった!」と頭を抱えるしかなかった。

 この日の先発は佐々木朗希投手。初回は3者凡退も、2回にマイケル・ブッシュ内野手にメジャー移籍後初の被弾を許して先制された。さらに3回には2死満塁のピンチを迎え、打席には再びブッシュ。カウント2-1から高めのボールを強振され、打球はセンター後方を襲った。

 しかし、パヘスが背走しながらジャンプし、フェンスに直撃しながらも見事にキャッチ。佐々木はグラブを叩いて感謝を届けた。飛距離399フィート(約121.6メートル)でグラブはフェンスを越えており、満塁本塁打になってもおかしくなかった。それだけに本拠地ファンも総立ちして拍手を送った。

 一方で悔しさを表したのが、カブスの地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」だった。実況のジョン・シアンビ氏は「Holy cow!(何てこった!) マイケル・ブッシュの満塁弾が盗まれ、代わりに壮観なプレーが飛び出しました。ワオ!」と呆然。「入っていたかは確証がありませんが、何というプレーなんでしょう」と続けた。

 解説のジム・デシェイーズ氏も「試合が決まりかねない場面でした。パヘスはドジャースを助けました。最後まで目測を図り、完璧なタイミングでジャンプしました。なんというプレーなんでしょうか」と称賛。4失点が無失点に変わった超絶美技。佐々木をあらゆる意味で助けるプレーだった。(Full-Count編集部)