グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」準々決勝に、日本のフォルティウス(YOSHIMURA)が出場。日本時間13日0時30分から行われた試合で、世界ランキング1位で開催地カナダのチーム・ホーマン(H…

 グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」準々決勝に、日本のフォルティウス(YOSHIMURA)が出場。日本時間13日0時30分から行われた試合で、世界ランキング1位で開催地カナダのチーム・ホーマン(HOMAN)に4―6とし、敗退が決まった。

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 日本勢で唯一決勝トーナメントに出場しているフォルティウスは、準々決勝で世界ランク1位のチーム・ホーマンと激突。相手は今季のグランドスラム オブ カーリングでこれまでの4戦で決勝に進出し、2勝を飾っており“世界最強”ともいえる存在だ。両チームはこのプレイヤーズチャンピオンシップの予選ラウンドでも対戦があり、そこではフォルティウスが勝利。勢いそのままに本試合を迎えることとなった。

 出だしの第1エンドでは大量失点の危機があったものの、スキップ・吉村紗也香が高難度のダブルテイクアウトを成功。1失点したものの、踏ん張ることに成功した。第2エンドは2点獲得で早々に逆転。さらに、第4エンドでは相手に予期せぬミスもあったものの、フォルティウスがスチールに成功して1点追加、前半を3―1とリードして折り返した。

 流れをつかんだフォルティウスだが、相手は百戦錬磨の強豪だ。詰めかけた地元ファンから注がれる熱視線の元、崩れることなく追い上げを見せ第5、7エンドで4―4に並ばれる展開となった。

 同点で迎えた第8エンドでも互いに繊細なショットで大接戦となったものの、後攻のフォルティウスにラストチャンスが巡ることに。吉村のラストショットはガードをすり抜けラインは完璧なものとなったが、ストーンは無常にもハウスをすり抜け得点を決めることはできなかった。

 無敵の強さを誇るチーム・ホーマンを追い詰めたフォルティウスだったが、試合は4―6で敗戦。4強入りは逃したものの痺れる展開で、開催地を含め多くのファンを沸かせることとなった。

 吉村は、「自分たちの試合運びができていただけに最後決め切れず悔しい。勝ちたかったです」とコメント。それでも「この大会は予選を通して自分たちの調子の上げ方も良く、試合運びができ、この試合も自分たちのやりたいゲームができた」と下は向かない。「自分たちがパーフェクトに決めることができるかというのがトップチームとの戦いになる。いい場所に詰めていくことができないと難しいので、精度の部分を高めていきたい」と次のステップを見据えていた。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)