◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 最終日(27日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)西郷真央が優勝者の“恒例行事”で池にダイブした。「ひとりで飛び込むのが恥ずかしかったので、(サポートスタッフ)…

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 最終日(27日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)
西郷真央が優勝者の“恒例行事”で池にダイブした。「ひとりで飛び込むのが恥ずかしかったので、(サポートスタッフ)と一緒に飛び込んでもらいました。ほとんど泳げないので、めちゃめちゃ深くて溺れるかと思いました」とズブ濡れで笑った。
シーズンのメジャー初戦の儀式が始まったのは、1988年大会(当時ナビスコ・ダイナショア)。エイミー・オルコットが第1号で、優勝者は2022年まではカリフォルニア州ミッションヒルズCCの18番グリーン脇の池、通称“ポピーズポンド”にダイブするようになった(飛び込まない選手もいたらしい)。
2023年から開催コースとなったカールトンウッズにも18番グリーン脇に池があり、伝統は引き継がれたものの、少し問題がある。ミッションヒルズのように水質管理が行き届いておらず、自然の池で水は濁り、底も見えない。生き物が飛び込みエリアに侵入しないよう水中ネットが張られているが、23年大会で初めてダイブしたリリア・ヴは「17番の池でヘビを見た」とおっかなびっくりだった。24年大会のネリー・コルダも「(底に)足が着いたらヌルヌルしていた」とこぼしていた。

とはいえ、世界中の女子ゴルファーの“名誉”なことは間違いない。日本勢も今大会前に優勝したら「ナンバーワンポーズで」(畑岡奈紗)、「バク転で」(岩井明愛)、「家族そろって」(山下美夢有)と飛び込むスタイルを考えていた。
「飛び込むことが目標だった」という西郷は新井里茄マネジャー、中継局WOWOW現地レポーターの片平光紀プロと3人で手をつないでジャンプ。その後にキャディ、トレーナーの男性2人が続いた。同局解説者の岡本綾子とのやり取りで「においは結構…」と感想を明かしていた。