【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 1-0 サンフレッチェ広島(4月25日/埼玉スタジアム2002)【映像】後頭部に「回転キック」が直撃した瞬間 浦和レッズのFW松尾佑介とサンフレッチェ広島のMF中野就斗が、タッチライン際で激しく交錯。両者が…

【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 1-0 サンフレッチェ広島(4月25日/埼玉スタジアム2002)

【映像】後頭部に「回転キック」が直撃した瞬間

 浦和レッズのFW松尾佑介とサンフレッチェ広島のMF中野就斗が、タッチライン際で激しく交錯。両者がもつれながら倒れた際、松尾の後頭部に中野の足が直撃した。危険なシーンが物議を醸している。

 J1リーグ第12節で広島と対戦した浦和は、57分にロングカウンターからMF金子拓郎がネットを揺らし、1点のリードを守り切って4連勝を達成。ファンが熱狂した埼玉スタジアム2002だったが、67分に騒然とした空気に包まれる。

 浦和レッズは左サイドから攻め込まれていたが、MF安居海渡がMF中村草太からボールを奪って広島の攻撃をストップ。安居は前方の松尾にボールを預けた。

 左サイドのタッチライン沿いでパスを受けた松尾は、シャープなターンで前を向き、寄せてきていた中野と横一線の状態を作り出す。そこから右足のアウトサイドでボールをスペースに流し、一気に加速して抜き去ろうとした。しかし、中野も身体能力の高さを発揮して応戦する。

 次の瞬間だった。松尾の右半身から仕掛けた中野のボディコンタクトをキッカケに両者が交錯しながら転倒。松尾は胸からピッチに打ちつけられ、中野は勢い余って横転して回転キックのような形で足が松尾の後頭部に直撃したのだ。松尾は頭部を抑えて悶絶し、主審はすぐに中野にイエローカードを提示。中野もダメージを負っていたようで、肩を抑えてなかなか起き上がれなかった。

 解説・水沼貴史氏は中野の足が松尾の頭部にヒットした瞬間に「うおっ」と驚きの声を上げ、「この2人も強烈ですよね」とこぼし、リプレイで状況を確認した。

 危険シーンの勃発にスタジアムが喧騒を極める中、ファンたちはSNSでも反応。「頭を足で蹴られてる」「まじで荒いな広島」「いや、1発レッドだろ」「今のイエローで済むか?」「今のはねえだろ」「中野が松尾削ったシーン、ほんまキレ過ぎてペットボトル投げ入れそうだったわ」「松尾痛そう」「転がった回転のどさくさでわざと当ててきたんじゃないか?って穿ってしまうくらい得点後ちょっと広島が荒くなってきてる」「蹴りやがって!」などと騒然となった。

 状態が心配されたが、頭部にダメージを受けた松尾は立ち上がり、肩を痛めた中野も起き上がり、両者は無事にプレーを再開させた。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)