4月28日(現地時間27日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスはホームのフィザーブ・フォーラムでインディアナ・ペイサー…

 4月28日(現地時間27日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスはホームのフィザーブ・フォーラムでインディアナ・ペイサーズとのプレーオフ第1ラウンド第4試合を行った。ヤニス・アデトクンボが28得点15リバウンドを気を吐いたものの、先発全員を含む計8選手が2ケタ得点を記録したペイサーズの猛攻を守り切れず、最終スコア103-129で第4戦を落としている。

 この結果によりシリーズの戦績を1勝3敗としたバックスは、次に負けた時点でプレーオフ敗退が決まる崖っぷちの状態となった。厳しい状況に直面しているバックスだが、さらに追い打ちをかけるようにこの試合で途中退場したリラードの負傷に関する報道が入っている。

 この試合の第1クォーター残り約6分、オフェンスリバウンドからのルーズボールを追ったリラードは誰かに接触した様子もないまま倒れ込み、そのまま自力では起き上がれずコートに座り込んだ。プレーが中断されるとコーチやチームメートの肩を借りながら片足でロッカールームに下がったリラードに関して、早々に“この試合には戻らない”ことと負傷の状態が“深刻”ということについて続報が入っていた。

 試合後、『ClutchPoints』ら複数の現地メディアは、リラードの怪我は左足アキレス腱断裂という見方が濃厚であり、場合によっては来シーズンも全休の可能性が浮上していると報じている。

 リラードは今シーズン終盤に右ふくらはぎの深部静脈血栓症により1カ月以上にわたって欠場しており、ペイサーズとのシリーズ第2戦で復帰したばかりであった。また、リラードはちょうど1年前の同日、奇しくも同じくペイサーズとのプレーオフ第1ラウンドの試合中にアキレス腱損傷というケガを負っている。初のリーグ制覇を目指しヤニス率いるバックスの仲間入りをした34歳のベテランに対して、プレーオフは厳しすぎる現実をつきつけている。

 リラードの負傷に関する正式な情報は明らかになっていないが、早期の回復を願うばかりだ。バックスは30日、ペイサーズとの第5戦を予定している。