4月27日(現地時間26日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはヒューストン・ロケッツとのプレーオフ第1ラウン…
4月27日(現地時間26日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはヒューストン・ロケッツとのプレーオフ第1ラウンド第3戦に勝利し、シリーズの戦績を2勝1敗として優位に立った。第2戦にゴール下での接触で腰から落下してしまい負傷退場したジミー・バトラーは、臀部深部筋の打撲と診断を受け第3戦を欠場している。
バトラーを欠いた中でバディ・ヒールドやゲイリー・ペイトン二世らが奮起し、ロケッツとの激戦を制したウォリアーズ。試合終了後、カリーは「僕らは(優勝に向けて)あと14回勝とうとしており、そのためにはジミーが必要」とコメントし、バトラーの早期復帰を望んだ。
ウォリアーズが公開した最新のインジュリー・レポートによると、バトラーが出場する可能性に関するステータスは「不確か(Questionable)」とされている。一方、現地メディア『The Athletic』の報道によると、バトラーは第4戦に出場する方向で調整に入っている模様。
今回のバトラーの負傷は構造的な損傷を免れており、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も負傷直後のインタビューで「ジミーにはどんなことがあろうと耐え抜いてプレーしようとする意欲がある」と出場の可能性を探っている姿勢を見せていた。
バトラーが怪我を抱えてプレーオフを戦うのはこれが初めてのことではない。2023年のプレーオフ、マイアミ・ヒートがニューヨーク・ニックスと対戦したカンファレンス準決勝第1試合、ヒートの一員としてプレーしていたバトラーは第4クォーター途中に足首を捻挫。しかし、バトラーは以降の試合も出場し続け、最終的にその年のプレーオフでヒートをNBAファイナルまで導く活躍を見せた。
同年のプレーオフ第1ラウンドで、バトラー率いるヒートはプレーイン・トーナメントを勝ち抜いた第8シードながら、当時リーグ最多勝率でカンファレンス第1シードを獲得していたミルウォーキー・バックスを破るという番狂わせを起こしている。同じくプレーイン・トーナメントを勝ち抜いた今シーズンのウォリアーズは、当時のヒートが起こした番狂わせを塗り替え、リーグ制覇を成し遂げることができるか。そのためには、“プレーオフ・ジミー”であるバトラーの早期復帰が不可欠だろう。
ウォリアーズは、29日にロケッツとのプレーオフ第1ラウンド第4戦を迎える。