【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-4 京都サンガF.C.(4月6日/県立カシマサッカースタジアム)【映像】胸トラップからの天才的ボールタッチ 遊び心満点の、まさに“天才的”なボールタッチだった。鹿島アントラーズに所属するMF柴崎岳…

【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-4 京都サンガF.C.(4月6日/県立カシマサッカースタジアム)

【映像】胸トラップからの天才的ボールタッチ

 遊び心満点の、まさに“天才的”なボールタッチだった。鹿島アントラーズに所属するMF柴崎岳がゴール前のクリアボールを胸トラップでコントロールして、まるでリフティングするかのような柔らかい2タッチで鈴木優磨のポストプレーに繋げ、ファンを興奮させた。

 4月5日、鹿島は明治安田J1リーグで京都サンガF.C.と対戦。ゴールレスで迎えた18分に、先発出場した背番号10が魔法のようなプレーで違いを生み出した。

 鹿島が相手陣内でチャンスを作ると、右サイドからDF濃野公人がクロスを送り込む。これは相手にクリアされたものの、ボールはゴール正面に浮き上がり、柴崎が反応。ジャンプしながら空中で胸トラップしてコントロールすると、着地と同時に右足インステップで横に動かして守備の重心を動かし、次のタッチは右足インサイドで鈴木に縦パスを送った。

 ボックス内の鈴木は相手を背負うポストプレーで守備3人を引きつけて左のレオ・セアラへとラストパス。ブラジル人FWは右足を強引に振り抜いてゴールネットを揺らした。

 解説・松原良香氏はリプレイを確認しつつ「柴崎のこのプレーですよ」とボールコントロールを称賛。「胸でコントロールして1回、2回と触って。その流れの中でのレオ・セアラなんですけど…これですね。胸トラして、右で触って落とさないで相手が来たタイミングで出す。鈴木優磨も中に入れる。この距離感と、なんと言ってもレオ・セアラはいなきゃいけないところにいる。決め切る。これですよね、ストライカーは」と一連のフィニッシュワークを解説。「それぞれがレベルの高い、質の高いプレーをしました」と締めくくった。

 このシーンにはファンもリアクション。SNSでは「柴崎岳のボールタッチまさに天才」「蝶のように舞い蜂のように刺してるのかっこよすぎるぅ」「やっぱりレベルが違う」「鼻血出して失神するレベルで変態すぎる」「柴崎岳様が上手すぎて笑えてきちゃう」「柴崎岳のサッカーセンスが高すぎる」「岳は魔法」「天才すぎるボールタッチ」「バケモンすぎるって」と、ゴールをお膳立てした柴崎のプレーに大興奮しているコメントが寄せられた。

 先制した鹿島は30分にもレオ・セアラが決めて2点差としたものの、後半に京都の猛反撃に遭い、FWラファエル・エリアスの2ゴールなどで逆転を許す。後半アディショナルタイムに再び同点にしたものの、直後に勝ち越し弾を許して3-4で敗戦を喫した。

 この結果、鹿島はホームでの無敗記録が『27』でストップ。FC町田ゼルビアとサンフレッチェ広島にも順位で抜かれ、首位の座を明け渡した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)