「広島7-6DeNA」(6日、マツダスタジアム) 広島が接戦を勝ちきり今季初の3連勝。借金を完済し、今季の成績を4勝4敗とした。 打線が序盤から爆発した。相手先発・平良に対し、二回に石原の内野ゴロ間に先制。三回は2死一、三塁から末包が左前…

 「広島7-6DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 広島が接戦を勝ちきり今季初の3連勝。借金を完済し、今季の成績を4勝4敗とした。

 打線が序盤から爆発した。相手先発・平良に対し、二回に石原の内野ゴロ間に先制。三回は2死一、三塁から末包が左前適時打。続く6戦連続安打をマークしたファビアンが、この日2本目の二塁打となる右中間への2点適時二塁打を放つと、菊池も左前適時打をマークし、この回一挙4点を奪った。1点差に迫られた八回には野間の適時内野安打、矢野のタイムリーで突き放した。3試合連続の7得点以上は2022年以来となった。

 お立ち台で「アリガトウゴザイマス」と流ちょうな日本語を披露したファビアン。「めちゃめちゃ元気ですごい球場」と本拠地の印象を語り、「あの場面は絶対に打ってやろうと思った」と語った。打撃好調の末包は「常に感謝です。出させていただいていること、前に走者がたまっていることも常に感謝です」と要因を語った。

 先発の森は、三回まで1人の走者も許さない完璧な投球を披露。しかし、五回に先頭から3連打を浴びるなどで3点を失う。六回にも2死一、二塁のピンチを招いたところで、新井監督は森浦へのスイッチを決断。一発を浴びれば、逆転の場面も松尾を1球で左飛に打ち取り、リードを守った。森は5回2/3を5安打3失点で今季2勝目をマークした。

 七回は島内が三者凡退。八回はハーンが1点を奪われるも、リードを守った。3点リードの九回は守護神の栗林が不運なプレーから1点差へ迫られるも、リベンジのセーブをマークした。