「ヤクルト-中日」(6日、神宮球場) 中日が初回に3点を先制するも、すぐさま試合をひっくり返された。 先発のメヒアが誤算だった。打線が初回に3点を先行してくれたが、その裏、2死一、二塁から山田に左翼へ同点3ランを被弾した。 続く二回は先頭…

 「ヤクルト-中日」(6日、神宮球場)

 中日が初回に3点を先制するも、すぐさま試合をひっくり返された。

 先発のメヒアが誤算だった。打線が初回に3点を先行してくれたが、その裏、2死一、二塁から山田に左翼へ同点3ランを被弾した。

 続く二回は先頭の安打から好機を広げられ、茂木に中前へ抜ける勝ち越しタイムリーを浴びてしまった。思わずマウンドで表情をゆがめた助っ人。投打がかみ合わない苦しい展開が続いている。

 打線は12球団で唯一、開幕から本塁打が出ておらず、2勝5敗1分けで最下位に低迷。この試合に敗れれば開幕から9試合目でセ・リーグの借金を丸抱えしてしまう危機に陥っている。

 それでも四回には細川が左翼席へ待望の確信弾を放ち、試合を振り出しに戻した。開幕から続いた不名誉記録にも終止符が打たれ、敵地に詰めかけた中日ファンが大いに沸いていた。

 五回には三塁打を放ったカリステが内野ゴロの間に好走塁でホームを陥れ、勝ち越しに成功した。