中国代表は、今回の最終予選C組で、4位以内に入れるか否か。中国のあるメディアは強烈な言葉を並べつつ、「期待しないでおこう」と国民へ呼びかけている。 中国代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節でインドネシア代表に2-1と勝…

中国代表は、今回の最終予選C組で、4位以内に入れるか否か。中国のあるメディアは強烈な言葉を並べつつ、「期待しないでおこう」と国民へ呼びかけている。

中国代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節でインドネシア代表に2-1と勝利。最後はギリギリで逃げ切った形だが、何はともあれ今予選初の勝ち点「3」で、混戦模様の2位以下グループへ足を踏み入れた。

◆最終予選C組(〜第4節)

1位 日本 | 勝ち点10 | +14

2位 豪州 | 勝ち点5 | +1

---W杯本大会---

3位 サウジアラビア | 勝ち点5 | -1

4位 バーレーン | 勝ち点5 | -4

—プレーオフ(4次予選)へ—

5位 インドネシア | 勝ち点3 | -1

6位 中国 | 勝ち点3 | -9

中国世論はほぼほぼインドネシア戦を期待していなかったそうだが、ホーム青島に詰めかけたファンの後押しもあり、1点差の最終盤は祈りに祈って勝ち点3。そして、他会場の結果も含め、前述のように、2位以下が詰まる形に。

一転して、過度な悲観的ムードが過ぎ去り、「2位以上は難しくても、3〜4位のプレーオフ圏はまだ可能性があるのでは」との声が。「夢なしに生きていくことなどできない」という微博上のファンのコメントが、妙に突き刺さる。

しかし、『新浪』はインドネシア戦前からの悲観的な論調を変えず。「非現実的なファンタジー」とし、「幻滅したときの痛みはどれほど恐ろしいことか」などと強烈な言葉を並べた。

「確かに大きな意味を持つ勝利だと思うが、これからの6試合にさらなる緊張感をもたらした。2位(豪州)との2ポイント差を埋めるのは難しくない? 美しく、眩しい想像力だが、幻滅したときの痛みはどれほど恐ろしいことか」

「2ポイント差は1試合で入れ替わる可能性がある。しかし、中国チームは4試合で3ポイントのチームだ。我々から9ポイントを奪った3カ国とも、もう一度対戦する必要があるのだ」

「日本、豪州、サウジ…試合への入りが不安定なサウジはまだ勝てるかもしれないが、とはいえサウジが2回も、あのようなレッドカードを同じ相手に繰り返すはずがない。日本? 日本にホームでも7点喰らうことはないだろうが、ポイントを稼ぐのは夢のまた夢」

「中国チームにとってのW杯(最大の舞台)は最終予選。この国のサッカーを取り巻く痙攣を起こしたかのようなジェットコースター的精神状態は役立つどころか有害だ。誰が監督でも、結末を変えることはできません。だから、あまり期待せずに、今を生きてください」