◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 3日目(26日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇曇り一時雨19位から出た石川遼は4バーディ、2ボギー「68」と伸ばしきれなかった。「ショットのミスはあるけど、どち…

「68」と伸ばしきれなかった

◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 3日目(26日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇曇り一時雨

19位から出た石川遼は4バーディ、2ボギー「68」と伸ばしきれなかった。「ショットのミスはあるけど、どちらかというとマネジメントミスがあったり、クラブ選択のミスがあった」。最終日を前に、首位と5打差の19位にとどまったプレーを振り返った。

風の対応に苦戦した。「風が変わってグルグル回っているんですけど、ちょっと気付けなかった」。4番のフェアウェイからの2打目は、打った瞬間に「うわっ」と声が出るほどの違和感があり、グリーン手前にショート。パターで打った3打目を放り込むバーディで事なきを得たが、5番もフェアウェイからの2打目でグリーンをオーバー。ここも2mのパーパットを沈めたものの、打球の行方を見送りながら、しゃがみ込んでいた。

グリーンのわずかな変化は気づいたけど

3日目から替えたパターでショットのミスをカバーしたとも言えるが、速さを増したグリーンにも苦労し、バーディパットがオーバーしすぎる場面もあった。「どうなんですかね、3分の1フィートくらいは速くなっているんじゃないかと思うんですが…」。発表されたスティンプメーターの数値は2日目が11.25フィートで、3日目は11 2/3(11.66)フィート。自分の感覚と実際のデータ差0.41フィートがほぼ合致。自分の感性の正確さに思わず「えっ」と笑ったが、対応できなければ意味はない。

最終日は感覚をパフォーマンスに生かしたい

研ぎ澄まされた感性を、パフォーマンスにつなげたい。「優勝にはビッグスコアが必要になると思うけど、必ず一人、二人は下から大きく伸ばしていく選手がいる。その一人になれるように、しっかり準備したい」。5打差逆転を諦めず、最終日に向かう。(千葉県睦沢町/谷口愛純)

風の読みにも苦戦した