V・ファーレン長崎は13日の明治安田J2リーグ9節、長崎市のピーススタジアムでサガン鳥栖と対戦。攻守がかみあわず0―2で完敗した。長崎は今季初の無得点でリーグ戦3連敗。昨年10月の開業以来続いていた同スタジアムでのリーグ戦連勝は7で止まっ…

 V・ファーレン長崎は13日の明治安田J2リーグ9節、長崎市のピーススタジアムでサガン鳥栖と対戦。攻守がかみあわず0―2で完敗した。長崎は今季初の無得点でリーグ戦3連敗。昨年10月の開業以来続いていた同スタジアムでのリーグ戦連勝は7で止まった。

 長崎がJ1で戦った2018年以来の隣県対決とあって、会場には1万9082人の観客が詰めかけ熱気に包まれた。試合前には長崎女子高校の龍踊(じゃおどり)部と十善寺龍踊会が龍踊を披露。活水中学・高校吹奏楽部の演奏も加わりムードを盛り上げた。

 このところ複数失点を重ねている長崎は慎重な立ち上がりを見せたが、前半31分に守備のほころびを突かれ失点。攻撃面では好機を作るものの鳥栖の懸命な守備に阻まれ、後半28分に追加点を奪われて敗れた。

 目標の「今季ホーム全勝」はかなわなくなった長崎。首位千葉との勝ち点差は10に広がり、もう一つの目標であるJ2優勝も、失点が止まらず雲行きが怪しくなっている。試合後の会見で、勝利への執着心について問われた下平隆宏監督は、「悔しいですが、今日はそこが鳥栖のほうが上回っていたかなというのは随所に感じるところはありました」と唇をかんだ。(寿柳聡)