右手中指骨折のため離脱していた広島坂倉将吾捕手(26)が22日に実戦復帰する。春季キャンプ最終盤、ノック中に右手中指を負傷。痛みが引かなかったことで、キャンプ終了後に検査を受けた結果「右手中指末節骨骨折」と診断され、3月4日には手術を受けた…

右手中指骨折のため離脱していた広島坂倉将吾捕手(26)が22日に実戦復帰する。

春季キャンプ最終盤、ノック中に右手中指を負傷。痛みが引かなかったことで、キャンプ終了後に検査を受けた結果「右手中指末節骨骨折」と診断され、3月4日には手術を受けた。3日にキャッチボールを行い、翌週には打撃練習を再開。18日にはセカンドスローの強度を上げ、実戦に向けた準備を進めた。「やれるかどうか。試合に出るということは、スタートから出られるようにするということ」。徐々に出場イニング数を増やし、患部の状態を見ながらになるが、早ければ25日DeNA3連戦初戦にも1軍合流となりそうだ。

痛みが完全に引いたわけではない。まだ患部には腫れが残る。打撃の衝撃を抑えるため、右手中指で握るバットグリップにはテーピングが巻かれている。プロ野球界を騒がせている“魚雷バット”のような形だが「高くなりすぎると他の指の握りにも影響するので、高さの調整が結構難しい」とこちらもアジャストが難しいようだ。

広島は正捕手を欠いた中、11勝7敗1分けの首位で滑り出した。チームの好調はリハビリ中の励みでもあった。「チームもいい状態にあると思うので、しっかりと準備したい」。攻守の柱の1軍合流へのカウントダウンがいよいよ始まる。