◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 最終日(20日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)ホールアウトした時点ではクラブハウスリーダー。最終組がまだ10ホール以上残していたこともあり、畑岡奈紗は「このスコアだと…

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 最終日(20日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
ホールアウトした時点ではクラブハウスリーダー。最終組がまだ10ホール以上残していたこともあり、畑岡奈紗は「このスコアだとなかなか優勝は厳しいと思います」と苦笑いした。9アンダーの29位から9バーディで、コースレコードタイの「63」。通算18アンダー、今季最高の6位でメジャー“前哨戦”を終えた。

スタートの1番(パー5)で下りのパットを沈めてバーディ。「ちょっと強めでしたけど、うまくラインにのせられた」と手応えをつかんだのは、前日からパッティングに修正を施していたから。「正面から見たときに、シャフトが真っすぐ(垂直)で、パターもロフト通りのような感じで構えていた」というアドレスをテコ入れした。
「ボールの勢いが足りない。インパクトでロフトをつけて打ってしまう(悪い)癖がある」と、ハンドファースト気味に打つことを心がけ、その成果は終盤に表れる。2打目をピンそば2mにつけた14番でバーディ。続く15番(パー3)で11mを流し込むと、16番(パー5)はカラーから9m、17番(パー3)は5m、18番も7mをカップに沈めた。

圧巻の5連続バーディフィニッシュは次週の大舞台に繋がる。今季のメジャー初戦「シェブロン選手権」(テキサス州ザ・クラブatカールトンウッズ)は4日後の24日(木)に開幕。「一日、攻めのゴルフができて良かった。最終日にこういうスコアが出せたのはすごくプラス」とうなずいた。

昨年13位だった大会に向け「まだまだショットもやらなければいけないことがありますけど、十分戦える感じでは来ている。あとは4日間、安定したプレーができるように頑張りたい」と、つとめて冷静に話した。悲願のメジャータイトルへの意識は「(他大会と)特に変えず、良い準備をして、自信を持ってやることだけかなと思います」と泰然自若。その瞬間を信じて待つ。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)