早朝から降り続く雨の影響により、最終日は午前10時50分に競技の中止が決定。54ホールへの短縮となり、3日目を終えて通算17アンダー単独首位に立っていた生源寺龍憲がツアー初優勝を飾った。生源寺はプロ6年目の26歳。岡山・作陽高出身で、米女…

54ホール短縮となりツアー初優勝が決まった生源寺龍憲(C)JGTOimages

早朝から降り続く雨の影響により、最終日は午前10時50分に競技の中止が決定。54ホールへの短縮となり、3日目を終えて通算17アンダー単独首位に立っていた生源寺龍憲がツアー初優勝を飾った。

生源寺はプロ6年目の26歳。岡山・作陽高出身で、米女子ツアーを戦う渋野日向子とは同級生だった。2020年のプロ転向を経て、23年は下部ツアー2勝を挙げるなど同ツアー最高額で賞金ランキング1位に。レギュラーツアーに加わった翌24年は賞金ランク29位の成績を収め、初のシード権を得て新シーズンを迎えていた。

未明から降り始めた雨は日中を通して断続的に降る見込みで、正午近くにピークを迎える予報が出ている。国内男子ツアーの競技短縮は、36ホール決着となった昨年「フジサンケイクラシック」以来。大会としては、選手の新型コロナウイルス陽性により3日目の競技が中止となった2021年以来5回目となる。

生源寺は2日目「64」で4位から単独首位に浮上し、3日目も「66」と伸ばして3打のリードを築いた。通算14アンダーの2位に米澤蓮。通算12アンダーの3位に池村寛世出利葉太一郎吉田泰基片岡尚之の4人。

54ホールへの短縮により、賞金ランキング加算額と支払い金額は75%に減額。生源寺の加算額は1950万円となる。

<上位成績>
優勝/-17/生源寺龍憲
2/-14/米澤蓮
3T/-12/池村寛世出利葉太一郎吉田泰基片岡尚之
7/-11/長野泰雅
8T/-10/岩崎亜久竜堀川未来夢木下稜介石坂友宏