「カージナルス7-9エンゼルス」(1日、セントルイス) エンゼルスが延長戦を制して4連勝。十一回に3点を勝ち越し、何とかリードを守り切った。 試合が動いたのは1点リードの八回だ。剛腕のジョイスが先頭のヌートバーに中前打を浴びた。その後、2…

 「カージナルス7-9エンゼルス」(1日、セントルイス)

 エンゼルスが延長戦を制して4連勝。十一回に3点を勝ち越し、何とかリードを守り切った。

 試合が動いたのは1点リードの八回だ。剛腕のジョイスが先頭のヌートバーに中前打を浴びた。その後、2つのゴロアウトで2死三塁となり、アレナドを一ゴロに打ち取ったかに思われた。だが一塁手のシャヌエルがベースカバーに入ったジョイスに痛恨の悪送球。試合を振り出しに戻された。

 それでも延長戦に突入し、十回表の攻撃では痛恨ミスのシャヌエルが右翼線を破る2点三塁打を放って勝ち越した。さらに続くアデルも左前適時打を放ってダメ押し。3点のリードを奪ったが、その裏、リリーフ陣が炎上。四球からピンチを広げて追いつかれた。

 ただここで諦めないのが今のエンゼルス。十一回にパリス、モンカダのタイムリーで一気に3点を勝ち越した。その裏、カージナルスの反撃を1点に抑えて勝利を収めた。ハイタッチではトラウトも笑みを浮かべた。

 1点を追う三回に2死から連打で好機を作り、レンヒーフォの同点適時打、さらにトラウトの勝ち越し2点二塁打で一挙3点を奪ったエンゼルス。開幕前にロッカーでスマートフォン禁止令を出し、チームの一体感を生み出そうとしたワシントン監督。開幕から4勝1敗の好スタートとなり、ア・リーグ西地区首位を快走している。