デビュー戦は3回1失点…第2戦は2回途中で降板【MLB】ドジャース ー タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス) 華やかな本拠地デビューとはならなかった。ドジャース・佐々木朗希投手が29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦に…

デビュー戦は3回1失点…第2戦は2回途中で降板

【MLB】ドジャース ー タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)

 華やかな本拠地デビューとはならなかった。ドジャース・佐々木朗希投手が29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板するも、1回2/3で3安打2失点で降板。地元放送局では、レジェンド投手から苦言を呈される場面もあった。

 佐々木は立ち上がりから制球が安定せず2四球。不運な当たりもあって先制を許すと、押し出し四球を与えて2点を失った。2回は先頭に四球を与えると、見逃し三振、遊飛で2死を奪ったが、トーケルソンに4つ目の四球を与えて降板。2回持たずに61球で悔しい“初陣”となった。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、通算204勝の球団OBオーレル・ハーシュハイザー氏が解説を務めた。先制点を許した直後、「フリーパスを与えたツケを払わされました。フリーパスを与えると、失点の可能性が大幅に増えます」と、走者に無警戒な姿勢を疑問視。その後、「トウキョウでは速球でもう少しストライクを奪えていましたが、今晩は今のところそうではありません」と、100マイル(約161キロ)近い剛速球で押したデビュー戦との違いを指摘した。

 さらに押し出し後は、デーブ・ロバーツ監督も苦しい表情を見せる場面が中継に映し出された。「45球を超えてしまうと、この登板を挽回することが難しくなってしまいます。なぜなら、彼の将来を守る為にデーブ・ロバーツは交代せざる負えないからです」とハーシュハイザー氏。「初回に17球投げて2失点して、その後4、5回でいくつか0を並べればいい登板だっと言えますが、この登板を挽回することはとてもタフなことです」と、序盤の苦戦が試合全体に影響するとした。

 佐々木降板後にチームは同点に追い付き、負け投手とはならなかった。カブスとの開幕第2戦は3回1失点5四球と、2試合続けて早期降板。“球界最高有望株”の本領を発揮することを、LAファンは心から待ち望んでいる。(Full-Count編集部)