「“ヨットに始まりヨットに終わる”毎日が幸せ」 「生徒数の減少等により部活動をするための予算が不足しているのが現状です。生徒たちが戦わずして夢が途絶えてしまうことは大変心苦しいです」と語るのは、静岡県立熱海高校ヨット部で副顧問を務める山本悠…

「“ヨットに始まりヨットに終わる”毎日が幸せ」

「生徒数の減少等により部活動をするための予算が不足しているのが現状です。生徒たちが戦わずして夢が途絶えてしまうことは大変心苦しいです」と語るのは、静岡県立熱海高校ヨット部で副顧問を務める山本悠雅さんだ。

同部は県内に存在する唯一のヨット部。夏のインターハイで3年生が引退し、現在は1年生4名、2年生1名の計5名で活動。学校から歩いて15分ほどには伊豆多賀の海が広がり、朝、登校前に船の整備や清掃、放課後には出艇準備や陸上トレーニングを行っている。「“ヨットに始まりヨットに終わる”というヨット漬けの毎日が幸せです」と語る部員もいるほど、ヨットに全てを注ぐ生活を送っている。

大会出場には高額な機材の運搬費が必須。そのために資金募集プロジェクトに挑戦!

熱海高校は2022年の国民体育大会セーリング競技会で少年男子420級6位入賞、2023年は、東海高等学校総合体育大会ヨット競技男子420級で2位入賞、全国で31位、国民体育大会セーリング競技会で少年男子420級23位と着実に成績を残し、2024年もインターハイでさらなる好成績を目指し日々鍛錬を積んでいる。

しかしながら、ヨットは競技を継続するためだけでも多額な費用がかかる。競技のためのヨットの運搬費や、万が一に備えたライフジャケットの購入費、救助用のエンジン付きボートの維持費などで数百万単位がかかってくるという。熱海高校内でも予算を調整し、なんとかまかなえるように試行錯誤しているが、それでも資金繰りには苦しんでいるのが現状だ。静岡県唯一のヨット部でもあるため、他校との練習試合は必ず遠征になり、その度に遠征費用がかかってしまう。しかし、5月には最高の舞台であるインターハイへの出場予選が控え、なんとしても資金を集めなくてはならない課題を抱えていた。

 そんな中これらの課題を解決するため、熱海高校ヨット部は資金募集プロジェクトを立ち上げることを選択した。2023年から導入しているANYTEAMを活用する形だ。学生スポーツに存在する資金難や、世代間や地域でバラバラに存在するコミュニティをつなぐべく生まれたこのサービスは、ファン同士がつながれる『コミュニティ機能』と、いつでもどこでも寄付を送ることができる『支援機能』を備えている。

 熱海高校ヨット部は、目標金額35万円のプロジェクトを立ち上げた。名目通り、インターハイ予選に出場するための機材運搬費として使用する予定だ。

 副顧問の山本さんは、「ヨットは、遠征費や機材費、維持管理費に非常にお金がかかります。生徒たちが戦わずして夢が途絶えてしまうことは大変心苦しいです。ヨットを心から愛している生徒が、精一杯ヨットを楽しみ、ヨットを通して大きく成長できるよう、ご支援していただきたいです。生徒たちが目標に挑戦し、達成できるようご支援のほど宜しくお願い致します」と話す。

熱海高校ヨット部
1年生4名、2年生1名の計5名が所属。少人数ながら、OBOGの力を借り、静岡県唯一のヨット部として活動を続けている。近年では令和4年度は、全国高等学校総合体育大会ヨット競技男子420級で12位、千葉県で実施された国民体育大会セーリング競技会で少年男子420級6位入賞。令和5年度は、東海高等学校総合体育大会ヨット競技男子420級で2位入賞、全国で31位、国民体育大会セーリング競技会で少年男子420級23位と、全国大会でも結果を残す。

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