冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第74回フィギュアスケート選手権大会は20日、横浜市で開幕した。 香川県勢は、女子予選A組で尽誠学園の横田胡幸選手(3年)が4位に入った。 得点を待つ間の明るい表情が、…
冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第74回フィギュアスケート選手権大会は20日、横浜市で開幕した。
香川県勢は、女子予選A組で尽誠学園の横田胡幸選手(3年)が4位に入った。
得点を待つ間の明るい表情が、演技の充実を物語っていた。予選A組4位の好成績に、「納得がいく滑りができてとてもうれしい」と満開の笑顔を咲かせた。
序盤に挑んだ大技のジャンプで流れに乗った。スピード感あふれる滑り、キレのあるスピンを次々に披露。全身を大きく使い、躍動感たっぷりに氷上を舞った。
一昨年は予選落ちし、昨年は10位に終わった。1、2年の時は精神的な弱さが大舞台で出てしまったが、今年は「気持ちの面で成長できている」と明かした。
綱井みちるコーチから「跳びたいじゃなく、跳べると思って頑張りなさい」と励まされたことがきっかけだった。強い気持ちで取り組んできたことでジャンプの確率が上がり、自信が増した。
昨年は「フリーでミスが出てしまった」。悔しさを糧に鍛錬を積み、成長の跡を示してみせた。(清水裕)