全国高校スケート・アイスホッケー選手権第3日(22日・コーセー新横浜スケートセンターほか=読売新聞社共催)――フィギュアスケート女子は、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(愛知・中京大中京通信制1年)がフリーで143・16点をマーク…

 全国高校スケート・アイスホッケー選手権第3日(22日・コーセー新横浜スケートセンターほか=読売新聞社共催)――フィギュアスケート女子は、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(愛知・中京大中京通信制1年)がフリーで143・16点をマークし、合計214・98点で初優勝を果たした。男子は中田璃士(同1年)がSPに続いて1位となり、合計226・52点で制した。

 既に日本のトップレベルにいる島田でも、高校総体には他の大会とは違う思い入れがあったようだ。中京大中京のジャージーを着て大会に臨む機会は少ないだけに、「その1回目を優勝で終われてすごくうれしい」と笑みがこぼれた。

 名前の由来でもある五輪銀メダリストの浅田真央さんを目標に腕を磨き、その先輩と同じ高校に進学。「中京」の文字を背負うことを喜びつつ、「すばらしい選手たちがこのジャージーを着て世界に羽ばたいていった」と、後に続く決意も口にしていた。

 その思いが華麗な演技ににじみ出た。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は流れるように成功。続く4回転トウループは…(続きを読む>>