冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)は22日、横浜市でフィギュアスケート選手権大会の男女決勝、盛岡市でスピードスケート選手権大会の男女1000メートルと女子3000メートル、男子5000メートル、北海道苫小…

 冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)は22日、横浜市でフィギュアスケート選手権大会の男女決勝、盛岡市でスピードスケート選手権大会の男女1000メートルと女子3000メートル、男子5000メートル、北海道苫小牧市でアイスホッケー選手権大会の2回戦が行われた。

 長野県勢は、スピードスケート男子5000メートルで小海の佐々木泰雅選手(1年)、女子1000メートルで小海の関口綾野選手(1年)がそれぞれ優勝した。女子3000メートルは東京都市大塩尻の三井こころ選手(1年)が1位で、諏訪清陵の野明芽衣選手(2年)が2位となった。

 レース終盤、一気に加速

 レース終盤、左脚には疲れがたまっていた。それでも力を振り絞って一気に加速すると、同走して2位となった選手に17秒以上の差をつけてゴール。1万メートルとの2冠を達成し、「体力配分がうまくいった」と胸を張った。

 幼なじみでチームメートの関口綾野選手が同じ1年生ながら女子1000メートル、1500メートルを制して、目の前で2種目優勝に輝いた。「負けたくない。自分も勝たなきゃ」。奮い立った。

 小学生時代から関口選手とは同じクラブチームと部活で 切磋琢磨せっさたくま してきた。スタミナ強化のため、自転車トレーニングでは一緒に1日100キロを走ることもあり、「頑張る姿を見て刺激を受けてきた」と言う。

 次の目標は、高校生記録を更新することだ。「最後までタイムを落とすことなく、ラップを刻めるように筋力をつけたい」と力を込める。(吉田恵実子)