阪神・藤川球児監督(44)は14日、出場選手登録を抹消した育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23)=四国ILp徳島=に対して、制球力の向上を求めた。「工藤はコントロールが、っていうところがあるから。ブルペンは(チームの)心臓ですからね。心臓…

 阪神・藤川球児監督(44)は14日、出場選手登録を抹消した育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23)=四国ILp徳島=に対して、制球力の向上を求めた。「工藤はコントロールが、っていうところがあるから。ブルペンは(チームの)心臓ですからね。心臓がドキドキしていたら、なかなか難しくなってくる」と、4日に2軍降格となっていたゲラとの入れ替えを決めた。

 開幕1軍で迎えた工藤は6日・巨人戦でプロ初ホールドを記録。だが、9日・ヤクルト戦は2暴投するなど大乱調で初黒星を喫した。12日・中日戦も1回無失点に抑えたものの、先頭から2者連続四球を与え、課題が浮き彫りになっていた。

 工藤も自覚している。13日の練習後には「課題は見て分かる通りボールが先行してしまうところ。ここ2試合は苦しいというか、自分と戦ってるというか」と明かし、「そうじゃなくて、しっかりバッターと向き合って戦っていくことを意識している」と話していた。

 藤川監督は「また今後の展開っていうことが出てくると思う」と言及。最速159キロの剛速球は一級品。課題を克服し、再び1軍に戻ってくることを期待している。