阪神の掛布雅之OB会長が21日、MBS「よんチャンTV」に出演し、開幕4番だった森下翔太外野手と3番だった佐藤輝明内野手の打順が15日のヤクルト戦から入れ替わったことに再考を求めた。 掛布氏は「大山の状態が悪いと、佐藤への攻めは厳しくなり…

 阪神の掛布雅之OB会長が21日、MBS「よんチャンTV」に出演し、開幕4番だった森下翔太外野手と3番だった佐藤輝明内野手の打順が15日のヤクルト戦から入れ替わったことに再考を求めた。

 掛布氏は「大山の状態が悪いと、佐藤への攻めは厳しくなります。(相手は)フォアボールを出してもいいから、インコースを攻めてきます。それで佐藤を崩しに来ると思うんですよ」と解説。

 続けて「大山の状態が上がればフォアボールで(佐藤輝を)出せなくなりますので、佐藤の状態はキープできるんですが」としながらも、「ただね、もうちょっと藤川監督は我慢をして、今の佐藤の状態だったら『バースの再来』と言われるんですよ。それぐらい破壊力のある3番バッターが誕生してたかもしれない。だから、ちょっとこの(開幕時の)打順をね、崩すのが早かったんじゃないかなと。もっと我慢しても僕は良かったんじゃないかなと思う」との見解を述べていた。

 森下の今季は打率・311、1本塁打、9打点で、打順変更後の5試合は打率・478、0本塁打、3打点。佐藤輝は打率・273、7本塁打、17打点。打順変更後は打率・474、3本塁打、9打点。大山の今季成績は打率・203、0本塁打、6打点で、直近5試合は打率・100、0本塁打、1打点と苦しんでいる。