佐々木も感謝「あのプレーがなければ大量失点に」【MLB】カブス 16ー0 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス) ドジャースの佐々木朗希投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのカブス戦に先発し、5回4安打1失点で今季初黒星を喫した。3…
佐々木も感謝「あのプレーがなければ大量失点に」
【MLB】カブス 16ー0 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのカブス戦に先発し、5回4安打1失点で今季初黒星を喫した。3回には満塁本塁打かという打球を、アンディ・パヘス外野手が見事に好捕。地元放送局は窮地を救う超絶美技が、ただの好守ではなかったと強調した。
佐々木は2回にマイケル・ブッシュ内野手にメジャー移籍後初の一発を浴び、先制されら。3回には2死満塁のピンチを迎え、打席には再びブッシュ。カウント2-1から高めのボールを強振された。しかし、パヘスがフェンスに直撃しながらも見事にキャッチ。グラブはフェンスを越えており、満塁本塁打になってもおかしくなかった。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況、ジョー・デービス氏は「アンディ・パヘスがフェンスに付きながら(本塁打を)盗んだ! ササキが最も助けを必要としていると時に!」と大興奮。解説のエリック・キャロス氏が「(打席では)本塁打を打ち、本塁打もかっさらいます! 身体を犠牲にしてでも、ササキの為に(捕球しました)」とスーパープレーを称えた。
デービス氏は続けて「試合の流れを変えるプレーでした。彼自身、そして投手を助けました」と話し、キャロス氏も頷く。「ひとつのプレーで大げさのことは言いたくないですが、キャリアにおけるササキの状況を考えてください。まだ精神的にもまだ不安定な時期です」とデービス氏。もし満塁弾となれば、ここまでなかなか結果が出ていないだけに佐々木の“炎上”もあり得た。その中で、厳しい状況にいる佐々木をあらゆる意味で救ったプレーだった。
一方でパヘス自身もここまで攻守に精彩を欠き、批判される場面も多い。キャロス氏は「今シーズン(パヘスと佐々木の)2選手に最も精神面で影響を与えたプレーでした」と振り返ると、デービス氏も「間違いありません。しかも、ササキは今シーズンあまり投げていませんからね。この1スイングで、今シーズン許した得点が倍になるところでした」と安堵の表情を見せた。
試合後、佐々木は「あのプレーがなければ大量失点になっていた。今日は(守備陣に)本当に助けられた」と、パヘスに心からの感謝を伝えていた。(Full-Count編集部)