「広島5-3巨人」(13日、マツダスタジアム) 巨人は好機を生かせず、11残塁の拙攻で今季2度目の同一カード3連敗。阿部監督は「まあ、悔しいけど…全く流れが来なかった」と苦笑いを浮かべた。 前日に一塁手と激突したキャベッジが左手小指を痛め…

 「広島5-3巨人」(13日、マツダスタジアム)

 巨人は好機を生かせず、11残塁の拙攻で今季2度目の同一カード3連敗。阿部監督は「まあ、悔しいけど…全く流れが来なかった」と苦笑いを浮かべた。

 前日に一塁手と激突したキャベッジが左手小指を痛めて欠場。1番・泉口、2番に今季初スタメンの長野を配すなど打線を組み替えた。だが、二回以外は走者を出しながら、あと1本が出ない。

 同点直後の2死一、三塁では一走・坂本のスタートで捕手が二塁送球後、三走・ヘルナンデスが本塁突入の重盗を敢行も本塁で憤死。阿部監督が「何か動いて、何としてでも1点が欲しかった」と振り返った場面だ。

 五回2死二塁では小園の中前打をヘルナンデスが後逸し、打者走者も生還。攻撃は八回2死満塁で長野が空振り三振と最後までかみ合わず。今季初の借金で5位に後退し「まだやり返すチャンスが十分ある」という指揮官の言葉も力なく響いた。