柴原瑛菜、計6本のマッチポイントをしのぐも2時間45分の激闘の末に敗れる 女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対カ…
柴原瑛菜、計6本のマッチポイントをしのぐも2時間45分の激闘の末に敗れる
女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対カナダ(東京・有明コロシアム)が4月13日に行われた。第1試合のシングルスでは、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/世界ランク136位)がビクトリア・エムボコ(カナダ/同159位)を4-6,7-6(8),5-7で敗れた。
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杉山愛監督率いる日本は、内島萌夏(安藤証券/同51位)や伊藤あおい(SBCメディカルグループ/同104位)、柴原、青山修子(近藤乳業/ダブルス同55位)、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス同51位)の5名を選出。大会最終日となった13日には、ファイナル進出をかけて日本とカナダが対戦した。
第1試合のシングルスでは、昨日のルーマニア戦で日本に勢いをもたらした柴原が登場。対するは、今季女子ツアー下部のITF大会で5度の優勝を果たし、3月のWTA1000マイアミで2回戦に進んでいるカナダの18歳、代表初選出のエムボコ。
第1セット、立ち上がりでブレークを許した柴原は、しぶとくエムボコの強打に食らいついていく。しかし、全身がバネのようにしなやかな動きのエムボコ。強烈なサーブに苦戦し、8本のエースを奪われて4-6でセットを失う。
第2セットもサービスゲームでプレッシャーをかけられて先にリードされた柴原。それでも粘り強く返球し、エムボコを揺さぶると第4ゲームでブレークバックし、リズムを取り戻し始める。一進一退の攻防はタイブレークに突入し、柴原は2度のミニブレークで1-4とされたが、冷静にプレーして挽回。エムボコが握った3本のマッチポイントを守り切って7-6(8)でセットを奪い返した。
第2セットを落として動揺を隠せないエムボコ。その隙を突くように、最終セット第1ゲームで柴原がチャンスを握ると、エムボコがダブルフォールトしブレークに成功する。速いテンポの返球、エムボコのバックハンドを狙ってサービスキープを続けた。
だが、集中が途切れたか、ラケットが振り切れずに自らのミスが続いた第8ゲームを落とす。流れが一変し、4-5の第10ゲームでは0-40と3本のマッチポイントをしのいだ柴原だったが、第12ゲームで痛恨のブレークを許して5-7。2時間45分に及ぶ激闘も敗れた。
カナダに先勝を許した日本は、第2試合のシングルスに内島が登場。マリナ・スタクシッチ(カナダ/同128位)と対戦する。
計18か国が参加するファイナル予選は、3か国ずつの計6つのグループに分けられ、総当たり戦が行われる。シングルス2試合、ダブルス1試合で2勝した国の勝利となる。グループ1位の国はファイナル(中国・深圳/日程未定)に進出し、グループ2位、3位の国はプレーオフ(開催地未定/11月)に進む。
なお、今大会は、男子のATPツアーや男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選1回戦 日本対イギリス」を配信しているU-NEXTが独占ライブ配信している。
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