「陸上・日本学生個人選手権」(25日、レモンガススタジアム平塚) 男子100メートル準決勝は、昨年パリ五輪400メートルリレー代表の東洋大・柳田大輝(4年)が10秒09(追い風1・8メートル)で全体1位だった。5月10日開幕の世界リレー(…
「陸上・日本学生個人選手権」(25日、レモンガススタジアム平塚)
男子100メートル準決勝は、昨年パリ五輪400メートルリレー代表の東洋大・柳田大輝(4年)が10秒09(追い風1・8メートル)で全体1位だった。5月10日開幕の世界リレー(中国)代表の東海大・愛宕頼(4年)が10・14秒で同2位、東洋大・大石凌功(3年)が10秒16(追い風0・4メートル)で同3位となり、いずれも26日の決勝に進出した。男子110メートル障害準決勝は、順大・阿部竜希(4年)が大会新の13秒26をマークし、世界選手権東京大会(9月)の参加標準記録(13秒27)を突破して決勝に進出した。
柳田が今季国内初レースで10秒09秒の好記録をマークし全体1位で決勝進出。10秒08がこの日の目標だったといい、ゴール後は悔しい表情も浮かべたが「体が出来上がっていない状態でも(10秒)0台が出た。底力が上がっている」と汗を拭った。
今季、目指す舞台は9月の東京世界選手権。昨夏のパリ五輪100メートルは代表有力候補だったが、日本選手権で敗れ個人での五輪切符を逃しただけに、世界陸上への思いは人一倍強い。「国内で負けていたら世界陸上の決勝なんて口だけになる。常に1番でゴールできるようにやっていきたい」と雪辱を誓った。
まずは参加標準記録(10秒00)の突破を目指すが「標準記録がゴールではない」と柳田。「記録を切ってから、そこからまた目標を立てていきたい」と、着実に歩みを進めていく。