大谷翔平はチャンスに弱いわけではないが…【MLB】フィリーズ 8ー7 ドジャース(日本時間7日・フィラデルフィア) ドジャースの大谷翔平投手に意外な数字がある。開幕から11試合を終えた6日(日本時間7日)の時点で、今季の得点圏打率は.000…

大谷翔平はチャンスに弱いわけではないが…

【MLB】フィリーズ 8ー7 ドジャース(日本時間7日・フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手に意外な数字がある。開幕から11試合を終えた6日(日本時間7日)の時点で、今季の得点圏打率は.000だ。だが、これは大谷がチャンスで打てないということではない。そこから浮かび上がるのは、ドジャース打線が抱える課題だ。

 確かに大谷は今季、得点圏では1安打も打っていない。しかし、そもそも得点圏で大谷に回った打席は4回のみ。そのうち3打席は四球を選んでいるので、記録上は1打数0安打に過ぎない。

 6日(同7日)のフィリーズ戦では、7番のマックス・マンシー内野手(打率.176)、8番のエンリケ・ヘルナンデス内野手(打率.103)、9番アンディ・パヘス外野手(打率.118)と下位打線が軒並み低調。得点圏どころか、走者がいる条件で大谷に打席が回ってきたのは1度だけだった。

 1番打者とはいえ、強打者の大谷にチャンスが回ってこないのは痛い事情だ。大谷は今季3本塁打を放っているが、すべてソロのため11試合で3打点にとどまっている。

 なお、大谷のメジャー通算の得点圏打率は.293。コロナ禍で短縮日程だった2020年以外は、すべての年で得点圏打率.280以上を打っており、決してチャンスに弱いわけではない。

 この状況にSNSでも「大谷選手の前にランナーなしのケースが多いですね」「あんまり得点圏でまわってこないね」「大谷の前に得点圏ランナーいないの相手攻めやすい」「パヘスがいる限り大谷に得点圏で回らない」「7〜9番の打率や出塁率を上げないとまずいかもな」「まぁ1番打者ってそういうもんなんやけど……ドジャースなのにちょっと少ないって感じちゃうな」など嘆きの声が上がっている。(Full-Count編集部)