札幌市豊平区のどうぎんカーリングスタジアムで6日、今月イタリアで開催される世界ジュニアカーリング選手権に出場するチームの公開練習があった。本番を前に試合形式の練習で最終調整をした。 練習には、札幌国際大女子チームと、北見市常呂町出身の男子…

 札幌市豊平区のどうぎんカーリングスタジアムで6日、今月イタリアで開催される世界ジュニアカーリング選手権に出場するチームの公開練習があった。本番を前に試合形式の練習で最終調整をした。

 練習には、札幌国際大女子チームと、北見市常呂町出身の男子大学生チーム「アイスライン」の2チームが参加した。本番さながらに声を出しながら、何度もストーンの軌道を確認していた。

 女子チームは2月の日本選手権で優勝候補の中部電力を破ったばかり。スキップの三浦由唯菜(ゆいな)選手(3年)は世界ジュニア選手権に2022年から出場している。「チームの調子は徐々に上がっている。楽しむことを忘れずにプレーしたい」と話した。

 日本の男子チームが世界ジュニア選手権に出るのは21年ぶり。選手はカーリングがさかんな常呂町出身で、小学生のころから共に練習に励んできた。いまは、別々の大学に通うため、一緒に練習する機会は減ったが、不安はない。

 道谷陽太(みちたにひなた)選手(2年)は「チームワークはバッチリ。プレッシャーはあるが、次の世代のためにも上位を狙ってがんばりたい」と抱負を述べた。(朽木誠一郎)