「女子国際親善試合、日本代表1-1コロンビア代表」(6日、ヨドコウ桜スタジアム) サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は1点ビハインドで迎えたアディショナルタイムの後半48分に、途中出場のDF高橋はなの同点ゴールでコロンビアに引き分け…
「女子国際親善試合、日本代表1-1コロンビア代表」(6日、ヨドコウ桜スタジアム)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は1点ビハインドで迎えたアディショナルタイムの後半48分に、途中出場のDF高橋はなの同点ゴールでコロンビアに引き分けた。
前半から終始主導権を握り、試合展開を優位に進めたのは日本だった。しかし、決定機ではことごとく相手GKの好セーブや枠に嫌われ、決定力に欠いた。前半31分にはPKを獲得し、千載一遇の先制チャンスだったが、MF籾木のゴール右を狙ったシュートは相手GKにファインセーブに阻まれた。大チャンスを逃すと、直後の同35分にはコロンビアのFWトーレスのヘディング弾で、痛恨の先制点を許した。
1点を追いかける後半も相手ゴールに襲いかかる猛攻を見せたが、ゴールが遠かった。それでも、試合終了間際のアディショナルタイムにペナルティーエリア内のハンドで日本がPKを獲得すると、途中出場でFWとして投入された高橋が冷静にゴールのど真ん中を射貫いて同点ゴール。「PKはほんと好きじゃない(笑)。でも、自分の形をつくれば大丈夫と分かっていたので、そこだけは崩さないように、あとは思いっ切り蹴りました」と冷静さが光ったPK弾を振り返った。
スタメンのフィールドプレーヤーは全て海外組で構成された中で、国内組の意地を見せた浦和所属の高橋。「そこは本当に悔しい。やっぱり親善試合で監督の中での考えがあるとはいえ、必要とされていればそこに名前が並ぶはず。まだまだやることだらけ」と存在感を強めていく。