「ロッテ1-3楽天」(4日、ZOZOマリンスタジアム) 楽天が連勝で貯金1。三木監督は守り切った鉄壁の守備力に惜しみない賛辞を送った。 決定打を欠き続けた序盤から、四回にドラフト1位・宗山(明大)の適時打で試合を動かした場面を報道陣に問わ…

 「ロッテ1-3楽天」(4日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天が連勝で貯金1。三木監督は守り切った鉄壁の守備力に惜しみない賛辞を送った。

 決定打を欠き続けた序盤から、四回にドラフト1位・宗山(明大)の適時打で試合を動かした場面を報道陣に問われた時だ。指揮官は「チャンスを生かせていなかったところで大きな1本だった」と振り返ると同時に、「打てなくてもやることがあると考えたら辰己のプレーはすごかったね。素晴らしい」と目を向けた。

 この日の辰己は5番で出場するも、5打数無安打と沈黙。打率は・158まで落ち込んでいた。それでも1点差に詰め寄られた八回にビックプレーでチームを守り立てた。1死から代打・上田の打球を、中堅・辰己が飛び込んで好捕。ピンチの芽を摘んだ。

 かねて三木監督は「守り勝つ野球」を最大のテーマに掲げているだけに、「攻撃の話になることが多いんだけど、(辰己)涼介のワンプレーは大きかった。打つ方では不本意というか、うまくいっていないことがあるんだろうけど、ああやって守備で貢献するって素晴らしいなと思う」と話した。

 また七回、三遊間への深い当たりを、遊撃・宗山もワンバウンド送球でアウトにしており、「宗山も三遊間のいいプレーがあった」と打撃だけではない着目点で選手らをたたえた。