ヤンキースの面々が使用して話題となっている魚雷バット。その形状はやはり特徴的だ。(C)Getty Images 本拠地でブルワーズ戦に開幕3連勝を飾ったヤンキース。この3試合で15本塁打、36得点を記録するなど打線が爆発したが、その背景には…

ヤンキースの面々が使用して話題となっている魚雷バット。その形状はやはり特徴的だ。(C)Getty Images
本拠地でブルワーズ戦に開幕3連勝を飾ったヤンキース。この3試合で15本塁打、36得点を記録するなど打線が爆発したが、その背景には“魚雷バット”の存在が大きく影響しているようだ。
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魚雷バットはメーカーラベルが入っているグリップ部分が最も太くなっており、ボールをとらえる部分が従来のバットよりも広い特殊な形状。その効果を開幕シリーズから見せつける形となった。
この魚雷バットに批判的な見方は少なくないが、あくまでMLBのルール範囲内。ヤンキースの打線の爆発ぶりを見て、魚雷バットの導入を検討するチームは増えていくとの意見も出ている。米老舗メディア『Sports Illustrated』によると、「ヤンキースの成功を受け、他球団もこのバットの導入を検討し始めており、ブレーブスもその準備を進めている」という。同メディアは、多くのMLB選手のバットを手がけるメーカー『Victus』関係者の「フィリーズの選手から問い合わせがあった」というコメントも報じており、メジャーリーグ全体に魚雷バットが浸透していく気配もうかがわせる。
では、実際にプレーする選手たちは魚雷バットをどのように捉えているのだろうか。
同メディアによれば、フィリーズのブライソン・ストットは「前からあるものだよ。新しいものってわけではない」とした上で、すでに『Victus』の担当者にメッセージを送ったという。使い心地については、先端が細く、グリップ部分が大きくなっているため、「魚雷バットを使えば詰まることはあっても、先端で打ってしまうミスは減る」とのことだ。また、魚雷バットに期待を寄せるストットは、「誰にでもフィットするわけではないけど」と、あくまで打者のスキルや経験が求められることを示唆した。
MLB全体にブームが起きそうな魚雷バットが、どこまで得点力に影響するのか見物だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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