「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪) 1球で仕留めた。三回2死。DeNA・牧秀悟内野手(26)は狙い澄ましたように、才木の投じた初球の152キロ直球をフルスイングした。今季1号の同点アーチ。通算100本塁打へあと1本とし、チー…

 「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪)

 1球で仕留めた。三回2死。DeNA・牧秀悟内野手(26)は狙い澄ましたように、才木の投じた初球の152キロ直球をフルスイングした。今季1号の同点アーチ。通算100本塁打へあと1本とし、チームの快勝も呼び込んだ。

 「1点取られた後で流れもやりたくなかったので、1球でとらえることができた。そこが良かった」。主将として会心の一撃だった。特に対才木は、昨季は打率・167で打点、本塁打ともにゼロ。同じ98年生まれで「スーパーピッチャー。コントロールもいい。真っすぐも強い。変化球もいいところに投げてくる」とリスペクトする右腕を、ひと振りで打ち砕いた。

 チームリーダーが躍動すれば、打線にもおのずと火がつく。六回に集中打で3点を勝ち越し、才木を引きずり下ろした。これでチームは2連勝。巨人と並び首位に浮上した。